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9−2 港湾情報システム

9−2−1 内航フィーダーターミナルシステム
京浜港に整備される内航フィーダーバースで利用されるシステムとして検討したものである。本システムは既存のターミナルシステムを可能な限り利用しつつ整備されることが望ましい。
(1)内航フィーダーターミナルシステムの構成
当システムは次の7つのサブシステムで構成する。
〈a)ヤード管理サブシステム
内航フィーダーターミナルの内貿スタッキングヤード、外貿スタッキングヤードについて、コンテナの蔵置ロケーション管理、トランステナーやAGVへの蔵置/ピックアップロケーション指示等を行う。
(b)ストウェージプランサブシステム
積みコンテナ情報をもとに、ストウェージプランを作成する。
(C)本船積卸作業管理サブシステム
コンテナロケーション情報、及びストウェージプラン、直前港出港時のストウエージプランをもとに、本船積み卸し作業計画を作成するとともに、ヤード管理サブシステムにコンテナの蔵置/ピックアップを指示し、ガントリークレーンに対し、積み卸しセル番号を指示する。
(d)AGV管理サブシステム
ヤード管理サブシステムと連携をとり、AGVの走行をコントロールする。
(e)ゲート管理サブシステム
(イ)入構
車番の読みとり、搬入予定情報との確認、ヤード内行き先表示メモの作成とコンテナ積載の場合はコンテナ番号、及びコンテナの状態確認情報登録、E/R(IN〉作成。
(ロ)出構
車番の読みとり、搬出予定情報との確認、コンテナ積載の場合はコンテナ番号、及びコンテナの状態確認情報登録、E/R(OUT)作成。
(ハ)ユニット仕立て
内貿5トンコンテナを40フィートフラットラックコンテナに積んだ時点で、コンテナの番号と、積み込んだ5トンコンテナの番号を関係づける。

 

 

 

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